2022年6月3日(金)、HRCビル5階(大阪市港区)にて識字・成人基礎研究会公開研究会「ワークショップ どうつくる? 『識字・水平社100年宣言』」が開催された。進行は、同研究会代表の森実さん。兵庫、和歌山、徳島、香川、福岡、大阪などから会場に15人、オンラインで約25人が参加した。このワークショップは、10月に開催される部落解放第19回全国識字経験交流集会に向けての取り組みだ。全国水平社創立100年の今年、改めて水平社宣言を読み、「識字・水平社100年宣言」を識字関係者によりつくる。そのためにまずは、各教室で「わたしの水平社宣言」を書き、全国の仲間の宣言をつないで「識字・水平社100年宣言」にしていく予定だ。その学習活動について学び、検討していくのが今回の公開研究会だ。
研究会では、まず①解説編として、水平社宣言についての解説があった。宣言は現代的差別を捉える枠組みとしても有効であり、課題を解決していくヒントや答えが書かれている。現代的差別と宣言を照らし合わせながら、宣言を読み、自分の経験を出し合う。ある識字教室で作成された「わたしの水平社宣言」が紹介された。韓国やベトナムから来阪した学習者が受けた職場での差別やそれらを乗り越えてきたこと、学習支援者が自らの加差別性と向き合いながら生きてきた道のりについて書いた宣言などだ。実際につくられた「わたしの水平社宣言」を通じて、被差別体験だけでなく、加差別の立場にいた自分を振り返り、そのことを乗り越えてきたことについても書けるということも紹介された。それらの話を受けて実際に、②グループワーク編として3~4人に分かれてそれぞれの経験について話し合った。そして、最後に③全体で話し合いとして学習活動について検討された。
研究会では、まず①解説編として、水平社宣言についての解説があった。宣言は現代的差別を捉える枠組みとしても有効であり、課題を解決していくヒントや答えが書かれている。現代的差別と宣言を照らし合わせながら、宣言を読み、自分の経験を出し合う。ある識字教室で作成された「わたしの水平社宣言」が紹介された。韓国やベトナムから来阪した学習者が受けた職場での差別やそれらを乗り越えてきたこと、学習支援者が自らの加差別性と向き合いながら生きてきた道のりについて書いた宣言などだ。実際につくられた「わたしの水平社宣言」を通じて、被差別体験だけでなく、加差別の立場にいた自分を振り返り、そのことを乗り越えてきたことについても書けるということも紹介された。それらの話を受けて実際に、②グループワーク編として3~4人に分かれてそれぞれの経験について話し合った。そして、最後に③全体で話し合いとして学習活動について検討された。
今回は、大阪を会場にして開催したが、訪問して実際に学習活動を開催してほしいという要望も受け付けるとのこと。事務局にご相談ください。
この公開研究会は、10月に開催される部落解放全国識字経験交流集会にむけての取り組みです。いくつかの課題も明らかになったので、今後議論を深めていければとおもいます。