連続講座第2回は、浅香識字・日本語教室(大阪市)で学ばれている坂口みどりさんがブラジル料理の「塩ケーキ」を作って紹介してくれました。「塩ケーキ」はブラジルの一般的な家庭料理ですが、日本ではあまり知られておらず、この時初めて食べた方もおられました。焼くのに時間がかかるので、前日に2個作って、この日は1個を作りながらみなさんに作り方を紹介しました)。
参加者は教室関係者がだけでなく箕面や堺からも。焼きあがるのを待ちながら、坂口さんのお話を聞きました。
坂口さんは、1992年にブラジルから日本に来られましたが、最初に勤めた病院で差別待遇を受けたり、日本語を学ぶ必要を感じて夜間中学にいったのですが断られた、ということがあったそうです。
2001年に浅香識字・日本語教室に来られて日本語の勉強を始められました。最初のころは日本語は話せましたが読み書きができませんでした。今では名前、住所も書けるようになり年賀状を出されています。本を読むのも好きで図書館で借りた本を熱心に読まれています。坂口さんのお話はみなさんの胸にひびいたようですが、時間が足らずまたの機会に、ということでとりあえず終わりました(丸山敏夫)。
2023年識字・日本語センター連続講座
「料理とおしゃべりを通して識字学級を知ろう!
第2 回 浅香識字・日本語教室「塩ケーキ」(ブラジル料理)
講師:坂口みどりさん
日時:2023年9月30日(土曜日)午前11時から午後1時
場所:浅香会館・ユイマールの家