連続講座第4回は、松原更池識字学校で行われました。今回は、識字学校に参加している学校教職員の人権学習を兼ねて行われ参加者は74名でした。地域の高校生、青年も参加し、世代間交流の場ともなりました。
料理は、講師の床本さん長尾さんが中心となって調理した土手焼き、きざみなどです。その他にも、すきうら、さいぼし、おにぎり、のりなどが準備されました。料理はどれも時間がかかるものなので土手焼きは床本さんが自宅で煮込み、きざみは長尾さんを中心に3日前に関係者らが集まり漬けました。当日は、開始より早く関係者のみなさんが集まり、おにぎりを握り、料理も学習者さんみんなで盛りつけ、配膳されました。
かつてはムラの食材として手軽に手に入ったものも今は値段が高くなり、なかなか食べられなくなっている、とのことでした(すきうら:枝肉にするとき、皮についた肉をそいで揚げたもの)。
この日は9のグループに分かれて、準備していただいた料理を食べながら交流を深めました。食事のあとは、講師の床本さんや、進行をしてくれた松原支部の高橋さんが、ムラの食文化や人権問題の取り組み、識字学校についてお話されました。
松原における反差別の取り組み、食文化を学ぶ機会となりました(丸山敏夫)。
2023年識字・日本語センター連続講座
「料理とおしゃべりを通して識字学級を知ろう!
第4回 松原更池識字学校 土手焼き&きざみ
講師:床本百合子さん 長尾由利さん
日時:2023年11月21日(火曜日)
場所:はーとビュー松原
◆2023年識字・日本語センター連続講座
「学び、楽しみ、交流しよう識字学習者のくらしと料理から考える多文化共生」
本事業は、「2023年度大阪市NPO/市民活動企画助成事業」の助成を受けて実施します