「だい33かい よみかきこうりゅうかい2022」が11月13日(日)午後1時30分から大阪府教育センターで開催された。参加団体は30団体、参加者は227人。
全体会での司会は、日之出よみかき教室(木)の学習者が中心となってすすめた。
森実実行委員長より「今年も新型コロナの影響で、参加人数を制限し午後のみの開催となった。しかし、えんぴつポスターやさまざまな冊子など展示物が多くなっているのでご覧いただきたい。また、今年から9月を識字月間として取り組んでいる。その一環として缶バッチを作成したので、みなさんのご活用をお願いします」とあいさつ。その後、30の識字学級・夜間中学など参加団体が司会から紹介された。
休憩をはさみ、「作文のひろば」(3分散会)、「おしゃべりのひろば」(3分散会)、「俳句のひろば」「識字月間をみんなの力で盛り上げよう!」の分科会に参加者がそれぞれに分かれた。特に今年の水平社創立100年にちなんで「『わたしの水平社100年宣言』をつくろう」という分科会が設置された。
分科会では、自らの生い立ちや学ぶうれしさなどを語り合った。「宣言」づくりの分科会では、生いたちや体験を水平社宣言に重ねる発言が多くの学習者から出された。さまざまな分科会では、「義務教育を終えていない人が全国で約80万人、大阪でも1万3千人いる。なのに大阪市は二つの夜間中学校を廃校しようとしている。大阪から大切な学びの場をなくさないでほしい。」との発言もあいついだ。
例年恒例のえんぴつポスターは、会場入り口付近に展示された。今年は、他府県の識字教室でかかれた「識字・水平社100年宣言」や森実行委員長のあいさつで紹介された缶バッジ、識字資料なども配配布された。
識字・日本語連絡会では関係団体に狭山緊急署名への協力を呼びかけ、第1次集約に提出したが、このたびのこうりゅうかい会場でも呼びかけ、多くの参加者が署名に協力した。
事実の再調査を求める署名は、オンラインでもできます。
★狭山事件の再審を求める市民の会︎
https://sayama-jiken.jp/
今回のこうりゅうかいでは、差別事象などにきちんと対応しようとしたほか、全体会の会場をできるだけ段差のない状態にしようとした。