第5回識字・日本語学習研究集会

よみかきことば・つながるための学習を支援する
第5回 識字・日本語学習研究集会

対象:識字・日本語教室関係者、夜間中学関係者、学校教員、行政担当者、市民団体等
定員:150人
参加費:無料
会場:天王寺キャンパス西館ホール、その他
〒543-0054大阪市天王寺区南河堀町4-88
*JR・地下鉄「天王寺」駅、 近鉄「大阪阿部野橋」駅より700m
*JR「寺田町」駅より300m

全体会10:00〜12:00
講演「『生活者としての外国人』のための 日本語教育について」
講師 文化庁国語課 専門職 北村祐人さん

 

分科会 13:30〜16:30
主催:大阪教育大学 教職教育研究センター/識字・日本語学習研究集会実行委員会
共催:識字・日本語連絡会/識字・日本語センター
後援:大阪府教育委員会 大阪市教育委員会 堺市教育委員会

 

【問い合わせ・申し込み先】
大阪教育大学 社会連携係 renkei@bur.osaka-kyoiku.ac.jp
大阪教育大学HP https://osaka-kyoiku.ac.jp/center/renkei/shikijinihongogakusyu43.html
TEL 072-978-3253 FAX 072-978-3554
名前・連絡先・希望分科会をご記入の上、 FAX・メールでお申し込みください。一時保育(対象年齢は6カ 月~就学前児童)を希望される場合は、お子様の名前・年齢(月齢) をご記入の上、1/11(金)までにお申し込みください。

チラシデータ(カラー)はこちらからダウンロードしてください(PDFファイル)
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分科会は5つのテーマにわかれて議論・検討します
A分科会 理念と政策提言
識字・日本語活動は何をめざすのかー理念と政策のあり方ー 2016年12月に「教育機会確保法」が成立し、基礎的な教育を保障するために、識字・日本 語学習の機会を整備していくことが求められています。この分科会では、そのような 学習機会の整備に当たり、いま一度、識字・日本語活動がめざすものについて、原点に 立ち戻ってみなさんと考えてみたいと思います。そして、これまで育まれてきた理念を 地域の識字・日本語学習にかかわる政策にどのように生かすことができるのか、現場で の取り組みに学びながら、具体的に議論を深めていきましょう。

B分科会 学習者拡大
多様な学習者の取り組みを支援するために さまざまな教室で、比較的若い学習者が参加するようになってきています。2017年度、 大阪府内の中学校では8,258人の不登校者がいたと報告されています。中学生100人 当たり3.55人で不登校率全国第8位を占めます。毎年3,000人近い不登校生が「卒業」 していくことになります。不登校だった人のほかにも、多様な学習者が学習の場に参加 するようになっています。そのような人たちの学習を支援するためにはどうすればよい のでしょう。各地の夜間中学や識字学級での経験を交流しながら考えましょう。

C分科会 支援者育成
識字・日本語学習における支援者のあり方について考える この分科会では、識字・日本語学習活動における支援者の役割を、具体的な実践活動を 通して考えます。夜間中学では教員が職業として勤務しています。その一方で、地域に おける識字・日本語教室では、学習支援のほとんどをボランティアが担っています。 ボランティアには隣人として対等な関係を育みやすいという面があると言われます。 対人援助の専門職でもなければ、職業として識字・日本語活動に関わっているわけで はない支援者について、制度の限界も含めて共に考え、支援者の役割を探ります。

D分科会 教材作成
「文化庁5点セット」をどのように活用するのか 文化庁が作成した、いわゆる「5点セット」について全体会で報告を受けます。「5点 セット」とは、「『生活者としての外国人』に対する日本語教育の標準的なカリキュラム 案(カリキュラム案、ガイドブック、教材例集、日本語能力評価、指導力評価、ハンドブック)」をさします。全体会での報告を受け、この分科会では、この「5点セット」を実際に使うにはどうすれば良いのか、知恵を集め、工夫して探っていきます。「5点セット」を まだ使ったことのない教室も参加して、いっしょに活用の方法を創造しましょう。

E分科会 教室運営
教室運営を組織的にすすめるために 日本語学習に関わって、コーディネーターという言葉がよく使われます。その影響もあっ てか、教室運営をコーディネーターなどの個人が担う傾向が広がっています。本来、教室 の主役は学習者です。また、学習パートナーや地域の団体役員、行政担当者も教室運営に 関わるべきです。これまで識字運動では、運営のための組織を運営委員会と呼んできま した。この分科会では、日頃の学校・教室の運営等で困っていることや課題を出し合いな がら、それらの解決のために教室を組織的に運営する意義と方法を考えます。

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