識字・日本語センター

第47回 部落解放文学賞 応募要項

***以下転載***
この文学賞が、ほかにはない重要な特徴をもっているのは、創設以来、反差別と人権の拡大をめざし、ひとびとに生きる勇気と希望をあたえる作品が選ばれてきたことにある。
たとえば、貧困によって学ぶ機会を奪われていたひとたちの、文字を獲得しようとする必死の営みは、ぎりぎりのところから発せられた生をもとめる記録を産みだし、ひとびととの連帯をもとめて血と涙とともに書きつがれてきた。長い年月のなかで部落解放運動のなかから生まれた、おおくの作品を紡ぎ出せたのは、この文学賞の大きな成果である。
 
残念ながら、この国の政治と経済と文化は、ますます競争と少数派の排除と差別と分断をつよめ、わたしたちがめざす、人間の熱と光にむかい、相互扶助と平和とをもとめる方向に逆行している。
 
だからこそ、わたしたちは、自分自身と社会とを変革し、おのれの精神を解放していく文化活動をさらに必要としている。人間の解放にむかうすぐれた作品の誕生を待望している。
 
代表 鎌田慧