全体会テーマ「識字・日本語学習と夜間中学校から学んで」
日時:2024年9月21日(土曜日)
全体会午後1時から午後2時/分科会午後2時20分から午後4時50分
場所:大阪教育大学天王寺キャンパス 西館
【全体会】
9月21日、大阪教育大学天王寺キャンパスで、第10回識字・日本語学習研究集会がひらかれ、106人が集りました。全体会では、テーマの「識字・日本語学習と夜間中学校から学ぶ」にもとづいて、同大学の学生や教員から発表。
大阪教育大学では、この10年間、研究集会を開催、また、学内に市民と協働してひらいている識字・日本語教室しきじ・にほんご天王寺があります。どちらも大学の中期計画に位置づけられ、スタートし、市民と協働で開催されてきました。
今回の研究集会では、次年度以降の状況を踏まえての開催となりました。全体会オープニングはは、例年と違い、同大学大学院生を中心としたサムルノリ(韓国の伝統農楽)の演奏からスタート。同大学大学院に通う院生が中心となっての演奏でした。仕事や授業の合間をぬって、限られた時間のなかで練習し、互いに目を合わせながら息を合わせながらの演奏は会場参加者それぞれに響きました。演奏ののち始まった全体会では、サムルノリを演奏した大学院生お二人から、なぜ識字・日本語関係者らに音楽を届けたいと思ったのかなどについて、しきじ・にほんご天王寺に授業の一環で参加した三人の学生からも話していただきました。
【分科会】
全体会後は、4つの分科会がすすめられました。
第1分科会は、「学習者の思いを出発点として」と題して、識字学習者2人と夜間中学生2人の発表を中心に議論が進められました。第2分科会 「しきじ・にほんご天王寺は宝」では、全体会での発表も踏まえて、教室で何を大事にしながら取り組まれてきたのかを共有しながら参加者とともに、大学へ教室の存続を求めることを確認しました。第3分科会では、このかん識字・日本語学習の場で起こっている差別事象を踏まえて 「これからの教室運営に活かす人権ディフェンダーとは」、第4分科会のテーマは 「外国にルーツのある子どもに必要な日本語学習の在り方」と題して実施されました。
詳細は、後日報告書が同大学WEBサイトにアップされますので紹介します。
★開催案内はこちら(バックナンバー)